指導者と生徒、その作品

竹山 明里(41期)
中学に入学したとき、小学校で担任いただいた菊池先生が顧問でおられたので、陶芸部になんの知識もなく入部しました。それから美術館や展覧会で素晴らしい名品にふれつつ、学校では試行錯誤の作品づくりをするという部活動が始まったのですが、今振り返るととても貴重な経験をさせて頂きました。
その後子育てなどで中断しましたが、物作りの楽しさはもちろん、良い友人達との出会いもあり、現在も細く長く作品づくりを続けています。日常でもどんどん使っています。

私の母は、私が物心つく前の1歳4か月の時に28歳で他界しました。
その母が「陶芸をしたい」と思っていたことを、還暦間近の一昨年に、亡き父母の日記にふれて初めて知りました。 12才のあの日、陶芸部を選んだことに、母娘の『巡りあわせ』を感じています。

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